2017年に人工知能スタートアップ「NEAR.AI」として設立されたニア(NEAR)は、高速処理・安価な手数料・ユーザーフレンドリーな設計を特徴とするレイヤー1ブロックチェーンです。AI研究者出身の共同創設者が率いており、AIとブロックチェーンの融合を追求する次世代プラットフォームとして注目されています。
2026年5月には一週間で50〜70%超の急騰を記録。クロスチェーン取引システム「NEAR Intents」の累積取引量が190億ドルを突破したこと、BitMEX共同創業者アーサー・ヘイズ氏が「聖なる三種銘柄」として選出したこと、インフレ率を5%から2.5%へ引き下げるガバナンス提案が可決されたことが主な背景です。
本記事では、NEARの仕組み・特徴から、急騰の背景となった最新動向、国内取引所の比較・ステーキング方法・購入手順まで解説します。
ニア(NEAR)2026年5月の注目トピック
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NEAR Intents 累積190億ドル突破
クロスチェーン取引システムが急拡大。プライバシー保護機能(Confidential Intents)・AIエージェント対応を強化し、「AIエージェント経済のインフラ」として実用段階に入った。 -
アーサー・ヘイズ氏が”聖なる三種”に選出
BitMEX共同創業者ヘイズ氏がNEAR・HYPE・ZECを「Holy Trinity」と称し強力推薦。AI・プライバシー・インテントの三テーマ集約を高評価。言及後に急騰。 -
インフレ率5%→2.5%引き下げ可決
ガバナンス投票で年間新規発行量の半減が決定。売り圧力低下・既存保有者の希薄化抑制につながる。 -
ダイナミックリシャーディング(v2.13)2026年6月予定
需要に応じてシャード数を自動増加。AIエージェント時代の大量トランザクション需要への対応が加速する。 -
現物ETF申請(2025年5月)
Bitwise Asset ManagementがNEAR連動の現物ETFをSECに申請。承認されれば伝統金融からの資金流入が期待される。
ニア(NEAR)とは?プロトコルの仕組みと基本情報
ニアプロトコルは、分散型アプリケーション(dApp)プラットフォームです。ネイティブトークンは「NEAR」で、高速処理・安価な手数料・安全性・ユーザーフレンドリーな設計を特徴とし、イーサリアムの競合チェーンの一つに数えられます。
2017年に人工知能スタートアップ「NEAR.AI」として設立され、翌年にはブロックチェーン分野へと事業を拡大した経緯があります。2020年にはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)方式を採用するレイヤー1ブロックチェーンとしてメインネットを公開し、アンドリーセン・ホロウィッツやパンテラ・キャピタルなどから2000万ドル以上を調達しています。
仮想通貨NEAR 基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 通貨コード | NEAR |
| 公開日 | 2020年9月 |
| 価格 | 約2.7ドル(約415円) |
| 時価総額・順位 | 約35億ドル(30位前後) |
| 過去最高値 | 約17.7ドル(2022年1月) |
| 直近1週間変動 | +50〜70%超(2026年5月) |
出典:TradingView
NEARトークンの仕組みと配分
ネイティブトークンNEARは、プラットフォーム上の取引手数料・ストレージ支払い・ガバナンス投票に使用されます。バリデーターになるには最低67,000 NEARが必要で、エポックごとにNEARトークンの報酬(年率換算で総供給量の約4.5%相当)を受け取ります。

出典:NEAR Protocol
- コミュニティ・エコシステム関連:約50% — コミュニティ助成・エコシステム支援・オペレーショングラントを含む
- コアコントリビューター:約14% — コア開発チームへの報酬
- コミュニティセール:約12% — パブリックセールを通じた一般投資家への配分
- 投資家・戦略パートナー:約23.7% — 初期投資家などへの配分
上記はジェネシス(初期)配分を示したもので、ネットワーク稼働後は別枠で年率約5%の新規発行(インフレ分)が行われてきました。2026年5月のガバナンス可決により、このインフレ率は2.5%に引き下げられる予定です。
ニア(NEAR)現物ETF申請の状況
2025年5月、米国の資産運用会社Bitwise Asset ManagementがNEARに連動する現物型ETF(上場投資信託)の申請を米証券取引委員会(SEC)に提出しました。承認されれば、機関投資家や伝統金融市場からの資金流入が期待されます。
ニア(NEAR)の注目点
2026年5月の急騰を支えた新材料を中心に、NEARの主要な注目点を解説します。
NEAR Intentsと累積190億ドルの取引量
NEAR Intentsは、ユーザーが「何をしたいか」という意図(Intent)を入力するだけで、NEARプロトコルが最適なトランザクション経路を複数チェーンにまたがって自動選択・実行するクロスチェーン取引システムです。2026年5月時点の累積取引量は190億ドル(約2.9兆円)を突破しました。
プライバシー保護機能「Confidential Intents」も加わり、取引内容を外部に開示せずにスワップできる仕組みが追加されています。AIエージェントがNEAR Intentsを通じて自律的に取引を執行するユースケースも拡大しており、「AIエージェント経済のインフラ」としての地位確立が加速しています。手数料収入の一部はNEARトークンの買戻しに充てられる仕組みも設計されており、取引量の増加がトークン価値の向上につながる構造が整いつつあります。
関連:仮想通貨ニアの将来性、ジーキャッシュ取引とNEAR Intentsの関係は?
アーサー・ヘイズ氏による「聖なる三種」選出
BitMEX共同創業者・元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、2026年5月にNEARをHYPE・ZECとともに「Holy Trinity(聖なる三種)」と位置づけ、強力に支持を表明しました。AI・プライバシー・インテントという三つのテーマが一つのエコシステムに集約されている点を評価した内容で、ポッドキャストとSubstackでの言及直後、NEARは数日で50〜70%超の急騰を記録しました。
ヘイズ氏はNEAR Intentsの実用性とAIエージェント対応の技術的優位性を特に高く評価しており、機関投資家・著名投資家の注目を集める契機となっています。
インフレ率5%→2.5%引き下げとトークノミクス改善
2026年5月、NEARコミュニティのガバナンス投票で、年間新規トークン発行量(インフレ率)を年率5%から2.5%へ引き下げる提案が可決されました。発行量が半減することで年間の売り圧力が低下し、既存保有者の持分希薄化が抑制されます。ビットコインの半減期に類似した「供給量の制限」として市場から好意的に評価されており、急騰のトリガーの一つとなりました。
また、各取引手数料の一部は「バーン(焼却)」されるため、ネットワーク使用量が増加するほどインフレの大部分が相殺される設計になっています。インフレ率引き下げとバーン機構の組み合わせにより、トークンの希少性は高まる方向に進みます。
NightshadeシャーディングとDynamic Resharding

出典:NEAR Protocol
ニアプロトコルの「Nightshade」は、ブロックチェーンを複数のシャードに分割し、処理を並列化することでスケーラビリティの向上を図る仕組みです。2026年6月にはアップグレード「v2.13」でダイナミックリシャーディングが導入される予定で、ネットワーク混雑に応じてシャード数が自動的に増加するようになります。これにより、AIエージェント時代の大量トランザクション需要への柔軟な対応が可能になります。
開発者とユーザーの利便性を重視した機能設計
ニアプロトコルは開発者・ユーザー双方の利便性に重点を置いた機能を実装しています。スマートコントラクトの開発者には、コントラクトで生成されたガス料金の30%が直接報酬として与えられるユニークな仕組みがあります。ユーザー側では名前付きアカウントやアカウント抽象化により複雑な手続きなしに操作が可能で、開発者がユーザーのガス料金を負担できる「プリペイドガス機能」は新規ユーザーの参入障壁を下げています。
AIとブロックチェーンの融合—NVIDIA連携と創業経緯
共同創設者のイリア・ポロスキン(Illia Polosukhin)氏は人工知能研究者としてのキャリアを持ち、グーグルで深層学習と自然言語理解のリサーチャーを務めた経歴があります。2024年3月のNVIDIA大型カンファレンスにも登壇しており、AIとブロックチェーンの融合分野での技術的信頼性を高めています。
2 goats 🐐🐐 The handshake between @ilblackdragon (Founder of @NEARProtocol and Jensen Huang (Founder of @nvidia)
— Cade 🐺 (@CadeBergmann) March 20, 2024
AI is Near 🫡 pic.twitter.com/T18qfKHfTs
ニア購入におすすめの取引所・ステーキング比較
日本の取引所でNEARを購入する際の主要3社を比較します。ステーキング対応・手数料・取扱い方式に着目して選んでください。
| おすすめ取引所 | メリット | 現物取引 | NEARステーキング報酬率 | 出庫手数料 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 入出金・出庫手数料すべて無料。口座でNEARを保有するだけでステーキング報酬を受け取れる | 販売所・取引所 | 年率4.4% (手数料差し引き前) |
無料 | 2026年5月時点 | |
| NEARステーキング対応。BNB・POLなど独自銘柄のステーキングも充実 | 販売所 | 年率3.8% | 1 NEAR | 2026年5月時点 | |
| 世界最大手Binanceの日本法人。国内最多水準の取扱銘柄数 | 販売所・取引所 | 未対応 | 0.02 NEAR | — |
ニアのステーキングとは
ステーキングは、保有している仮想通貨を使って収益を得る運用方法のひとつです。仮想通貨を保有することでブロックチェーン維持への貢献になり、報酬が発生する仮想通貨ならではの仕組みです。株式の配当や不動産投資からの賃貸収入と同様に、インカムゲインの一形態として位置づけられます。
2026年5月時点で、銀行預金の利率は0.3%以下と低迷していますが、NEARのステーキング報酬は取引所により年率3〜4%前後で提供されています。SBI VCトレードでは申込・手続き不要で口座にNEARを保有するだけで報酬を受け取れ、ステーキング中でも売却・出金が可能です。
関連:仮想通貨ステーキング利率ランキング|取引所別おすすめ比較
関連ガイド
SBI VCトレード 詳細
CoinTrade 詳細
NEARの買い方・具体的な購入手順
口座開設の手順
まずは仮想通貨交換業者への登録手続きを行い、口座を開設します。口座開設は以下のステップで進めます。
- メールアドレスを入力して登録用のURLを受信
- 氏名・住所・投資目的などの必要事項を入力
- 本人確認書類(マイナンバーカード等)を提出
- 審査通過後、口座開設完了
本人確認(eKYC)を早めに完了させる
口座開設後、本人確認(eKYC)が完了するまでNEARの購入や日本円の入金ができません。登録後すぐに本人確認まで済ませておきましょう。
| 確認方法 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| かざして確認 マイナンバーカード |
最短当日 | NFCでICチップを読み取るだけ。自撮り不要で最速 |
| 撮影方式 運転免許証・パスポートなど |
数時間〜1営業日 | 書類3面+自撮り動画を提出。操作がシンプル |
暗証番号を2種類確認する
利用者証明用(数字4桁):マイナポータルへのログイン等で使うもの
署名用(英数字6〜16桁):e-Tax・各種電子申請で使うもの
不明な場合は市区町村窓口で再設定してから申し込みましょう。
スマートフォンのNFC機能をオンにする
設定アプリからNFCまたはFelicaをオンにします。機種によってカードをかざす位置が異なる場合があります。
カードをケースから取り出して手元に用意する
ケースに入れたままだとICチップが読み取れない場合があります。カード単体で用意してください。
準備完了 — そのまま登録へ進む書類の有効期限と状態を確認する
有効期限内であることを確認します。折れ・汚れが強い書類は差し戻しの原因になります。
撮影環境を整える
フラッシュによる反射 / 書類の端切れ / 照明が暗く文字が読めない
明るい室内・フラッシュOFF・書類全体が枠内に収まっているかを確認しましょう。
自撮り(セルフィー)の準備をする
取引所によって、静止画のみ・書類を持ちながら顔を映す動画など形式が異なります。
準備完了 — そのまま登録へ進むどちらの方式でも共通
入金方法
口座開設が完了したら、NEARを購入するために日本円の入金を行います。主な入金方法は以下の通りです。
- 銀行振込
- インターネットバンキングからの入金
- コンビニからの入金
入金後、口座残高に円が反映されたら、その資金を使ってNEARの購入が可能です。
ニア(NEAR)の買い方(SBI VCトレード 販売所)
「販売所」では、同社が設定した価格でNEARの売買が行えます。購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で行われ、操作が直感的で初心者にも理解しやすい方式です。ただし、購入価格と売却価格の間にスプレッド(価格差)があるため、短期トレードには不向きです。

販売所の利用画面
ログイン後の画面で購入を希望する通貨を選択するとチャートが表示されます。チャート画面右下の「買う」ボタンをタップすると購入画面へ移動します。購入画面では「今すぐ注文」と「価格指定注文」の2種類から選択できます。「今すぐ注文」は現在価格でのNEAR売買、「価格指定注文」は希望価格に達した際に自動執行される予約注文です。
よくある質問(FAQ)
ニア(NEAR)の購入・投資に関するよくある質問と回答をまとめました。
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ニア(NEAR)は国内のどの取引所で購入できますか?
ニア(NEAR)はSBI VCトレード・CoinTrade・BitTradeなど複数の国内仮想通貨取引所で取り扱われています。特にSBI VCトレードとCoinTradeはNEARのステーキング報酬に対応しており、口座でNEARを保有するだけで年率3〜4%のリターンを期待できます。口座開設はいずれも無料で、本人確認書類(マイナンバーカードなど)があれば最短当日から購入が可能です。 -
NEARのステーキング報酬率はいくらですか?
2026年5月時点で、SBI VCトレードは年率4.4%(手数料差し引き前)、CoinTradeは想定年率3.8%のステーキング報酬を提供しています。SBI VCトレードは申込・手続き不要で口座保有するだけで報酬を受け取れ、ステーキング中でも売却・出金が可能です。 -
NEAR Intentsとは何ですか?取引量はどのくらいですか?
NEAR Intentsは、ユーザーが「何をしたいか」という意図(Intent)を入力するだけで、NEARプロトコルが最適なトランザクション経路を複数チェーンにまたがって自動選択・実行するクロスチェーン取引システムです。2026年5月時点で累積取引量は190億ドル(約2.9兆円)を超えています。プライバシー保護機能「Confidential Intents」やAIエージェント対応も強化されており、実用段階に入っています。 -
アーサー・ヘイズ氏がNEARを推薦した理由は何ですか?
BitMEX共同創業者のアーサー・ヘイズ氏は2026年5月、NEAR・HYPE・ZECを「Holy Trinity(聖なる三種)」と位置づけ、AI・プライバシー・インテントという三つのテーマが一つのエコシステムに集約されている点を評価しました。ポッドキャストとSubstackでの言及後、NEARは一週間で50〜70%超の急騰を記録しています。 -
NEARのインフレ率引き下げとはどういう意味ですか?
2026年5月、NEARのネットワーク年間新規発行量(インフレ率)を5%から2.5%に引き下げるガバナンス提案が可決されました。発行量が半減することで年間の売り圧力が低下し、既存保有者の持分希薄化が抑制されます。ビットコインの半減期に類似した「供給量の制限」として、長期的な価格サポート要因と評価されています。 -
未成年でもニア(NEAR)を購入できますか?
多くの国内仮想通貨取引所は18歳以上を利用条件としています。ただしOKCoinJapanなど一部の取引所では未成年でも口座開設が可能で、本人確認書類に加えて親権者の同意書と続柄確認書類の提出が必要です。申し込み前に各社の公式サイトで最新の利用条件をご確認ください。 -
ニア(NEAR)への投資にはどのようなリスクがありますか?
価格変動リスクのほか、規制環境の変化・競合プロトコルの台頭・スマートコントラクトの脆弱性リスクも存在します。2026年5月時点で一週間に50〜70%超の急騰を記録しており、過熱感による調整リスクも考慮が必要です。NEAR Intentsの実用化・インフレ率引き下げ・ETF申請など成長材料は豊富ですが、投資は余剰資金で少額から始めることをお勧めします。
ニア(NEAR)投資判断のポイント
購入前に確認したいリスクと注意点
まずは少額から投資し始めることを検討してください。仮想通貨は株式などと比べると少額で投資することが可能です。ニアは1NEAR(約415円:2026年5月時点)以下でも購入できますので、まずは慣れることから始めるのも一つの方法です。
次に、投資は余剰資金で行いましょう。生活に必要なお金や将来使う予定のある資金ではなく、当面は使う予定のないお金で投資するようにしてください。仮想通貨にはレバレッジ(証拠金)取引という選択肢もありますが、損失リスクが大きくなるため、まずは現物の少額投資から始めることをお勧めします。
税金について
仮想通貨取引で生じた利益は原則「雑所得」として取り扱われます。日本円との売買で得た利益だけでなく、仮想通貨同士の交換・ステーキング報酬も課税対象となります。雑所得は給与所得などの他の所得と合算した金額に対して税率がかかり、5%から45%の7段階の累進課税が適用されます。住民税も合わせると最大で約55%の税率が課されます。

出典:国税庁
ニアはNEAR Intentsを通じたスワップ・ステーキング・NFT購入など取引が多岐にわたるため、損益計算が煩雑になりやすいです。確定申告の際は取引履歴の管理を丁寧に行うことをお勧めします。
まとめ:NEARの投資判断チェックリスト
- NEAR Intentsの累積取引量が190億ドルを突破し、AIエージェント経済のインフラとして実用段階に入った
- アーサー・ヘイズ氏の「Holy Trinity」選出・インフレ率引き下げ可決が2026年5月の急騰を後押しした
- SBI VCトレード(年率4.4%)・CoinTrade(年率3.8%)でステーキング報酬を受け取れる
- ダイナミックリシャーディング(v2.13)が2026年6月に予定されており、処理能力の大幅向上が見込まれる
- Bitwiseによる現物ETF申請が2025年5月に提出済み。承認時の伝統金融からの資金流入に注目
- 価格変動リスク・規制リスク・過熱感による調整リスクも存在するため、余剰資金での少額投資が基本
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