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NEARトークン価格高騰、6月末までに動的リシャーディング導入 AIエージェント対応も視野

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 仮想通貨ニア、過去1週間で約35%上昇
  • v2.13でポスト量子署名も導入予定

ネットワーク・アップグレード「v2.13」

NEAR Protocol(ニアプロトコル)は20日、2026年第2四半期(4~6月期)末までに、ダイナミック(動的)リシャーディングをリリースすると発表した。ネットワーク・アップグレード「v2.13」の一環として導入される。

これは、混雑しているエリアを複数の「シャード(独立して取引を処理できるレーン)」に自動的に分割する機能だ。ニアプロトコルは「Nightshade」というシャーディング技術を使っており、ネットワークを複数に分割して並列処理することで、高速トランザクションを可能にしている。

ニアプロトコルは2020年のメインネット開始以来、シャード数を5回にわたって増加させていた。ローンチ時は1シャードだったが、現在は9シャードとなっている。

これまではアップグレードにより数か月のプロセスを経て手動で新しいシャードを導入する必要があったが、今後はサイズに応じて自動的かつ即座に分割されるようになる。

ダイナミックリシャーディングの導入後は、シャードの追加が自動化され、ネットワークは、バリデーター、開発者、ユーザーに影響を与えることなく分割を実行できるようになる格好だ。

ニアプロトコルのイリア・ポロスキン共同創設者は、将来的にAI(人工知能)エージェントが商取引の大部分を担うようになると予測している。エージェントによる商取引を支えるには、大量のトランザクションと需要の急増に対応できる高スループットのインフラが必要だ。

ダイナミックリシャーディングは、AIエージェントによる商取引を支え、ユーザー向けアプリや取引インフラ「ニア・インテント」を導入するプロジェクトやインフラの安定運用を支える見込みである。

NEAR急騰の背景は?

ニアプロトコルの独自トークンNEARの価格は、過去1週間で約35%上昇した。

著名な仮想通貨アナリスト、アーサー・ヘイズ氏がX投稿などでNEAR、HYPE、ZECについて強気姿勢を示したことから投資家の注目が集まったとの見方がある。

一方で、ニアプロトコルの元貢献者であるヴァディム・ザコディル氏は、NEARの上昇は複数の要因によるものだと意見した。

ヘイズ氏が「お気に入りのアルトコイン」と表明したことに加えて、ビットワイズが同社の、NEAR現物ETF(上場投資商品)に大幅な資金流入があったと報告したことを挙げた。機関投資家の需要増加を示す動きと評価している。

また、ニアプロトコルのイリア・ポロスキン共同創設者が、AIについての有名な論文「Attention Is All You Need」の著者の一人として名前を連ねるなど、AIに明るい人物であり、AI機能を進めていることもプラス材料として指摘した。

その他に、プライバシー重視の取引実行レイヤーであることや、アップグレード「v2.13」で、ポスト量子(PQ)署名を導入することなどにも言及している。

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